<事案>
依頼会社は、高齢者向け住宅を運営する会社ですが、入居者のケアマネジメントを外部のケアマネジャーに対し業務委託してきました。そのような中、ある程度の期間、業務委託関係にあったケアマネジャーとの間で、仕事に関するすれ違いが生じてくるようになりました。そこで、依頼会社としては、今後も汎用できるものとして、外部のケアマネジャーとの間で交わすことのできる業務委託契約書を作成して欲しいと考えられました。
<結果>
業務委託契約書を作成する意味合いとしては、委託者と受託者との間で円滑な連携を実現することで対象者に対するサービスの質を向上させること、委託側にとって不利になりすぎない内容にしておき信頼関係が損なわれた場合に契約関係を解消したり、場合によっては損害賠償を請求することができることなどを織り込んでおくことにあります。弁護士が様々な契約書を見てきた経験を活かして、依頼者様にご満足いただける契約書を作成することができるといえます。
<解決のポイント>
契約書作成においては、リスクマネージメントが大事ですが、それを重視しすぎると、契約の相手方が契約に応じてくれなくなることが考えられます。そこで、重要なのはバランスの取れた内容にするということになります。もちろん依頼者様のご希望に沿うことは大事ですが、あまりに効果が片面的なものになっていては、契約書の効力そのものに疑義が生じうることも考えられます。このようなときに、契約書作成の実績・経験がある弁護士に内容の吟味と適切な文言での作成を任せられれば安心です。契約書は社会のいろいろな場面で使われるものですので、もしこの作成を弁護士に委ねたいと思われた方におかれましては、ぜひ一度当事務所までご相談いただければと思います。